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いよいよ4月になりましたね。みなさんのご近所の桜の木はいががでしょうか。
地域によっては、開花も進み、今週末ぐらいには見頃のところも多いのではないでしょうか。
公園で桜の木のしたにのベンチに腰掛けて、お弁当を食べながらのお花見というのも良いものですよね。
さて、桜とともに、4月といえば忘れてはならないのが新生活の準備です。
この春から、新しい暮らしが始まるという方も多いのではないでしょうか。
そして新しい暮らしといえば、お引っ越しですよね。
オン シーズンに知っておきたい引っ越しの知識。転勤や入学などで、3月や4月に引っ越しをする人はかなり多いのです。
そしてスムーズな引っ越しのあとは快適な暮らしができなくてはなりません。
節約も大事ですよね。節約にせよ、スムーズな引っ越しにせよ、周到な準備がなくては実現不可能です。
はじめて人暮らしをされる方へ。
新生活を始めるにあたり、ガスの準備は大丈夫ですか?
入居予定日に、電気・ガス・水道はきちんと使えるようになっていますか?
今回の記事ではこの春からの新生活に必要な役立つ知識、水道光熱費の基本知識やLPガス、都市ガスとのコンロの見分け方について、ご紹介します。
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水道の料金は自治体によって違う
電気代・水道代などの公共料金は実は自治体によって違いがあります。
過去の記事でも書きましたが、公共料金というものは、みなさんが快適な生活を送るための、公共機関が行う公益事業のサービスのことです。
電気・都市ガス・水道!これらはれっきとした公共料金です。
他には公営住宅家賃や社会保険、診療報酬、私鉄やJRなどの運賃、バス代なども公共料金ですね。
公共料金というものは、だいたいが国が運営しているものなのですが、水道の場合は各自治体が運営していますので、各自治体によって料金が違います。
水道代の場合が基本料金が二ヶ月に一度の精算で請求書が来ますので、一ヶ月あたりに換算すると、ついつい安く感じてしまいますが、水道代も節約のしようによっては安く抑える事ができます。
水道料金の計算方法
地域によってはメーター使用料で請求されるところもあるようですが、基本は以下のように料金設定で請求されています。
(基本料金 + 従量料金)×1.08(消費税率)
そしてこの基本料金は水道管の太さ、つまり「口径」によって計算されているのですが、この「口径サイズ」を基本料金を下げたいからと、個人レベルで変更することはなかなか大変であり、引き込み管を配水本管の接続部から、丸ごと取り変えなければならない場合もありえますので、既に決まってしまっている口径のサイズを後から変えるというものではなく、(あまりオススメできません)、これから新生活を開始するにあたり、入居予定先の物件探しや入居時のお部屋の確認の際に、「口径の細い契約なのかどうか」という点だけでも確認してみることをおすすめします。
といいますのも、みなさん新生活を開始するにあたり、引っ越し先の家賃や入居費用にばかり意識が行ってしまい、
後々の生活に影響を与える「光熱費の節約」にまでは、なかなか注意が行かないのが現実なのですね。筆者もそうでした。
取り分け、本稿では、光熱費の水道料金は、基本料金を節約することでかなり大きな節約になる、月々の水道代の内訳は、基本料金は実は口径サイズで決められている、水道の口径サイズには13mm(800円台)、20mm(1100円台)、25mm(1400円台)、30mm(3400円台)、40mm(6800円台)と、各サイズによって基本料金が変わってくる、ということだけでも意識しておいてください。
ですので引越し先の入居物件をお探しの際は、ご家庭で使用する水道の基本料金がいくらになるのか?
水道の口径サイズはどうなっているのかを、お住い予定のエリアの自治体、もしくは管轄の水道局に問い合わせてみると良いでしょう。
LPガスと都市ガスの見分け方
続きましては、こちらも新生活に欠かせないライフラインのひとつ、ガスについてのご説明です。
これから入居先の物件を見て回る際に、意外と重要になってくるのが「LPガスと都市ガスの見分け方」です。
物件探しの案内を不動産屋の方にされるときに、意外と見落とされがちなのが都市ガスなのかプロパンガスなのか、ということです。
不動産屋のスタッフの方も、私達自身も、物件といえばついつい家賃とお部屋の広さや間取り、日当たりや交通の便などの情報にばかり目が言ってしまいがちですが、ここでも先程の水道の基本料金同様、忘れてはならないのがガスの種類についてです。
特にこの春から新入生の方や新社会人の方で、これから初めての一人暮らしをされる方にとってはなおさらのことです。
新生活の順費や確認は万端のように思えても、入居予定先の物件がプロパンガスだった、都市ガスと思って入居の話を進めたのに(仮契約までしたのに)、部屋の鍵を預かって、後から部屋を見に行くと実はLPガスだった、なんてことのないように、LPガスと都市ガスの見分け方を覚えておいても決して損ではないでしょう。
次の項では、LPガスと都市ガスのガスコンロの見分け方について、ご説明します。
プロパンと都市ガスのコンロの見分け方
【12A・13A・LPGなどのシールは貼られているか確認する】
都市ガス(12A・13A)
プロパンガス(LPG)
ガスの種類には、大まかに分けますとだいたい上記のようにわけられます。
そしてガスコンロなかりでなく、大抵のガス機器やガス器具には側面などに「12A」とか「13A」、または「LP」などが書かれているかと思います。
12Aや13Aですと、ガス種は都市ガスを使用するタイプのガス器具ですし、LPでしたら間違いなくプロパンガスを使用するガスコンロです。他には側面にメーカーや形式名、ガスの消費量、ガス器具の製造年月日が記載されています。ほとんどのものは銀色のシールで貼られています。
ガスコンロですと本体の左全面ですし、ガス給湯器やその他のガス器具ならば本体の側面、もし見つからない場合でも、本体のどこかに型番や説明書きがなされているはずですので安心してください。
【物件の周辺にガスボンベがあるかどうか確認する】
また、契約物件の確認でお部屋を見て回るときに、家の周りやマンションの裏などにガスのボンベがありましたら、それはプロパンガスです。
都市ガスの場合ですと、ガスを供給するためのガスの導管が地下に埋まっているはずですから、都市ガスの場合は物件の近くにガスボンベは存在していないはずです。
【ガスの警報機の位置を確認する】
・都市ガスの場合はガス警報器は天井から30センチ以内
・プロパンガスの場合はガス警報器は床から30センチ以内
これまでにも何度かご説明しておりますが、LPガスは空気より重いため下の方に溜まる性質があります。プロパンガスは床にたまります。
対する都市ガスは空気よりも軽いので上の方にたまります。
ですのでガスの特徴を利用したガス警報機の取り付けられている位置を見ることで、そのお部屋のガスの種類もおのずとわかってくるというわけです。
もし上記のいずれかの方法でも判明しない場合は、ガス会社に連絡をして確認してみるのも良いでしょう。
もしもプロパンガス(LPガス)と都市ガスのコンロを間違ってガスを使用してしまうと…?
規格外、という言葉をみなさんは聞かれたことがおありでしょうか。
ガス器具でもなんでも、想定された使用方法以外のものを使ってしまうと、予期せぬ事故や危険性が高まります。
では、都市ガスとLPガスを勘違いかなにかで間違って使用してしまうと、どうなってしまうのでしょうか?
【LPガス(プロパン)と都市ガスを間違った場合】
・ガス漏れの危険性が高まります
・一酸化炭素中毒の危険性があります
・大きな炎が上がるとともに、火災の危険性があります
転勤や入学など、この春から引越をされる方、これから新生活を始めようとお考えの方で、初めての一人暮らしを開始する方は注意が必要です。
ホームセンターなどでガスコンロを買い替えたりする場合は、ついつい安いもの、少しでも安く買い換えようと思ってしまいがちですが、ご自宅で使用するガスの種類とガスコンロがきちんと合っていないと非常に危険です。
もしも新しく入居予定のお住いのガスの種類がきちんとわかっていないのでしたら、ガスの種類がはっきりとわかるまではガスコンロの購入は控えた方が無難です。
決してヤマ勘などで安易に決めて買ってしまわないよう、くれぐれもご注意ください。
使用するガスコンロと契約しているガスの種類があっていないと大惨事になってしまう可能性もあります。
都市ガス用のガステーブルで、LPガスは使えません!
この春からの新生活で、もしも引越し先のガステーブルがプロパンの場合で、都市ガス用のガステーブルを持っていこうとお考えの方、もしくは、現在お持ちのガスコンロに何かアタッチメントのようなものをつけることで、規格のことなるガスが使えるようになるとお考えの方。
残念ながら都市ガスとLPガスとでは出力も違いますし、燃料のカロリーも全く異なります。
無理に使おうとすると30センチ以上もの炎が立ち上がったり、一酸化炭素中毒などの危険性も伴いますので絶対にやめておきましょう!ガスのバーナーや空気孔、燃焼に必要な空気量も何もかもが違うのです。
また、コンロの着火確認を軽くするためだかなので、などといった軽はずみな気持ちでの点火実験や確認などもやめておきましょう。バーナー部分が違うので、思いもよらない火災事故につながる可能性もあります。ただ、着火自体はできますので、ついつい軽く考えてしまいがちですので注意しましょうね。
それと都市ガスとプロパンガスのテーブルコンロの見分け方ですが、はっきり言いまして、外見上の違いはあまりありません。
バーナー部分が多少異なるのと、機器の右側面、または左側面にLPG用・または12・13A用と記載されていますので、この部分を見てお使いのガステーブルがどちらのガス種なのかを判断します。
なお、都市ガスは(12A・13A)と書かれていますし、プロパンガスは(LPG)と書かれています。
ちなみにプロパン物件で都市ガス用のガステーブルを使用してしまいますと、点火をしたときに30センチほどの大きな炎が上がってしまいますので気をつけましょう。
また、空気の混合率の割合で不完全燃焼のために赤い炎が出てしまいます。
その際にはユラユラとした弱い火がでますがバーナー部分には、不完全燃焼によって生じる炭素の黒い煤が付いてしまいますので注意しましょう。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
筆者が調べたプロパンと都市ガスのコンロの見分け方と、この春からの新生活に伴うお役立ち知識をお届けしました。
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