ドコモでんきとは?サービス概要と仕組み

ドコモでんきとは?サービス概要と仕組み

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ドコモでんきは、NTTドコモが提供する家庭向けの電力サービスです。2022年3月にサービス開始し、沖縄電力エリア全域および一部離島を除く日本全国で利用できます。提供元はNTTドコモですが、実際の電力小売事業者はNTTグループのNTTアノードエナジー株式会社が担い、ドコモが取次事業者としてサービス提供しています。

携帯大手のドコモが手掛ける新電力ということで、スマホと電気をまとめてポイント管理できる点が特徴です。 サービスの仕組みとしては、現在ご家庭に送られてくる電気と同じ送電網を使って電力を供給するため、ドコモでんきに切り替えても電気の品質や信頼性は今までと変わりません。万が一停電などのトラブルが起きた場合も、従来と同様に地域の電力会社による対応が行われます。そのため、「ドコモでんきに変えたら電気が不安定になるのでは?」という心配は不要です。

ドコモでんきには「Basic(ベーシック)」プランと「Green(グリーン)」プランという2種類の料金プランがあります。後述するように、料金や特徴、dポイント還元率に違いがあります。ドコモユーザーに嬉しいdポイント連携(電気料金に応じたポイントが貯まる・使える)も大きな魅力です。以下で詳しく料金プランやポイント、メリット・デメリット、契約方法などを解説していきます。

ドコモでんきの料金プラン種類と料金シミュレーション

ドコモでんきの料金プラン種類と料金シミュレーション

ドコモでんきの料金プランは「ドコモでんき Basic」と「ドコモでんき Green」の2つです。まず、それぞれのプランの特徴と料金体系を見てみましょう。また、具体的な電気代のシミュレーション例も紹介します。

ドコモでんき Basic(ベーシック)プランの概要

ドコモでんき Basicは、一般的な電力料金メニューと同じ料金単価で提供されるプランです。各地域の大手電力会社(東京電力・関西電力など)の従量電灯プランと同額の基本料金・電力量料金に設定されています。いわゆる標準的なメニューで、再生可能エネルギー電気の付加サービス等は特にありません。その代わり、後述するdポイントの還元が受けられる点でおトク感を出しています。 料金体系は多くの電力会社と同様、基本料金+従量料金(使った分だけ課金)です。契約容量(アンペア数)に応じた基本料金が毎月固定でかかり、使った電力量(kWh)に応じて段階制の従量料金が加算されます。

例えば東京電力エリアの場合、ドコモでんき Basicの基本料金は30A契約で935円/月 (税込)程度、電力量料金は最初の120kWhまでは1kWhあたり約29.8円、120~300kWhは約36.4円、300kWh超過分は約40.5円となっています(地域や契約容量によって異なりますが、基本的にその地域の大手電力会社と同じです)。

ポイント: ドコモでんき Basicは電気代そのものは他社と同水準ですが、毎月の電気料金に応じてdポイントが貯まるのがメリットです。後述しますが、ドコモの携帯回線契約やdカードの有無によって1~2%程度のポイント還元が受けられます。「電気代そのものを大幅に安くする」プランではありませんが、ポイントでお得感を得られる標準的なプランといえます。

ドコモでんき Green(グリーン)プランの概要

ドコモでんき Greenは、環境に配慮した再生可能エネルギー志向のプランです。こちらも電力量料金単価自体は各地域の標準プランと同じですが、特徴は実質再生可能エネルギー100%の電気を提供する点です。具体的には、再生可能エネルギー由来の非化石証書を電力量相当分購入することで、CO2排出係数ゼロ相当の電力利用を実現しています。地球環境にやさしい電気を使いたい方に適したプランです。

Greenプランの基本料金は、Basicプランより毎月約500円高く設定されています(契約容量ごとに一律+500円程度の上乗せ)。一方でdポイントの還元率が高いのが大きな特徴です。後述するように、ドコモユーザーでdカードを持っている場合、電気料金に対して最大10%前後、条件次第では10%超のdポイント還元を受けることも可能です。つまり、多少基本料金が割高でも、その分を大きなポイント還元で取り戻し、さらに環境にも優しくできるプランと言えます。

プラン ドコモでんき Basic ドコモでんき Green
再生可能エネルギー電源 利用しない(通常電力) 実質100%再生可能エネルギー
基本料金(毎月) 地域大手電力会社と同額 Basicより約+500円高い
電力量料金(従量単価) 地域大手電力会社と同額(3段階制) Basicと同額(3段階制)
dポイント還元率 0.5%~2%程度(契約状況による) 1%~最大10%以上(契約状況による)
こんな人におすすめ 電気代を抑えたいライトユーザー
(ポイント還元控えめ)
ポイント重視・環境志向のヘビーユーザー
(高還元だが基本料高め)
備考 ※基本料金加算額は税込。例:東京電力エリア30A契約ではBasic:935.25円、Green:1,435.25円。

電気料金シミュレーション例

電気料金シミュレーション例

それでは具体的に、ドコモでんきに切り替えるとどのくらいの電気料金になるのか、料金シミュレーションの例を見てみましょう。 例えば東京電力エリアで契約容量40A、月間使用量300kWhの場合を考えます。東京電力の標準メニューとドコモでんき Basic/Greenで比較すると以下のようになります

ドコモでんき Basicの場合: 電気料金は従来の東京電力従量電灯Bと同水準で、月額約11,375円(税込)となります(※燃料調整費等除く、2025年4月時点の単価で試算)。この金額自体は東京電力で契約した場合とほぼ同じです。違いはdポイントが貯まることで、例えばドコモの携帯契約あり&dカードで支払いなら1~2%程度のポイント還元が受けられます。仮に2%還元なら約227ポイントが1ヶ月で貯まる計算です。

ドコモでんき Greenの場合: 電気料金は基本料金分が500円高いため、同じ条件だと月額約11,875円(税込)になります。その代わりポイント還元率が高く、例えばdカード GOLD会員でドコモ回線ありの場合6%還元となり、月642ポイントが貯まる計算です。年間では約7,700ポイントが貯まります。ポイント分を差し引いて実質的に考えると、ポイントをうまく活用することでBasicプランよりお得になるケースもあります。

このように、Basicは電気料金そのものは安い(というより他社と同じ)ですがポイント還元は控えめ、Greenは電気料金はやや高いもののポイント還元が大きいという違いがあります。ご自身の月々の電気使用量や、dポイントをどれだけ活用できるかによって、どちらのプランが得かは変わってきます。 

ポイント: 少し専門的になりますが、ドコモでんきの料金には燃料費調整額や再エネ発電賦課金、消費税等も含まれます。dポイント還元の対象になるのは基本料金と電力量料金部分だけで、燃料費調整額や賦課金、税金部分はポイント付与対象外です。そのため、厳密なポイント付与額は電気料金の全額に対する%より若干少なくなります(100円未満切り捨てもあり)。しかし大きな差ではないので、シミュレーションする際はおおよその目安として上記ポイント還元率を参考にしてください。

dポイントとの連携:たまる・使える仕組み
ドコモでんき最大の魅力と言えるのが、dポイントとの連携です。普段ドコモのスマホ料金やショッピングで貯めているdポイントを電気料金でも「貯めて・使える」ため、ドコモユーザーにとっては電気代支払いがそのままポイ活(ポイント活用)につながります。

電気料金に応じてdポイントが貯まる

電気料金に応じてdポイントが貯まる

電気料金に応じたdポイント還元がドコモでんきの大きな特徴です。毎月の電気料金支払いに対し、一定割合のdポイントが付与されます。還元率は契約プランやドコモの回線契約の有無、支払い方法(dカード支払いかどうか)などによって異なります。

ドコモでんき Basicの場合: 還元率は0.5%~2%前後です。具体的には、ドコモの携帯(eximo, ahamo, irumoなど対象プラン)を契約している方でdカード GOLDや一般のdカード支払いなら1~2%、それ以外の支払い方法だと1%前後、ドコモ回線を持っていない方の場合はdカード支払いで1%、それ以外で0.5%という設定です。つまりドコモユーザーでdカード払いが最も高還元になります。

ドコモでんき Greenの場合: 還元率は1%~最大10%以上とさらに高く設定されています。ドコモ回線あり+dカード GOLD会員の場合で6%、dカード PLATINUM(プラチナ)会員の場合は利用額に応じて最大12%(東京電力等の一部エリア)または最大20%(中部・関西・九州エリア)という非常に高い還元率になります。例えば関西電力エリアでeximoプラン+dカード PLATINUMをお持ちの方なら、利用状況次第で電気料金の20%相当ものポイントが還元される可能性があります。ドコモ回線を契約していない方でも、Greenプランならdカード支払いで2%、それ以外で1%のポイントが付与されます。

ポイント還元の計算方法は、原則「電気料金のうち税抜100円あたり○ポイント」となっており、還元率○%と表現されています。付与されるポイントは通常のdポイント(期間・用途限定ではない)で、毎月の利用料金確定後に加算されます。還元されるポイントは自動でdポイントクラブのポイントとして貯まるので、特別な手続きは不要です(ドコモでんき契約時にdポイントカード番号を連携します)。なお、ポイント付与の単位は100円未満切り捨てなので、1円単位でぴったり○%というより若干少なくなります。 

例: 前述のシミュレーションで、東京電力エリア・Greenプラン・40A・300kWh・dカード GOLD会員(還元率6%)の場合を考えると、電気料金税込11,875円のうちポイント還元対象額(税抜・端数切捨て後)が約10,700円となり、642ポイントが付与されます。一方Basicプランでドコモ回線+dカード(還元率2%)なら、電気料金税込11,375円に対し約227ポイントが付与されます。これらのポイントは携帯料金の支払いなど他の用途でももちろん利用可能です。

電気料金の支払いにdポイントが使える

電気料金の支払いにdポイントが使える

ドコモでんきでは、貯まったdポイントを電気料金の支払いに充当することも可能です。毎月の電気代をポイントで割引くことができるため、例えば普段のドコモのスマホ料金や買い物で貯めたポイントを電気代に当てて節約する、といった使い方ができます。 ポイント支払い(料金充当)は、My docomoやドコモでんきのマイページ上で設定することで毎月自動適用できます。一度設定しておけば、毎月の請求から指定したポイント数が差し引かれて請求されます。ポイントで支払った分は課税前の料金から充当されるため、その部分の消費税分がお得になる効果もあります。

例えば1,000ポイントを料金に充当した場合、本来1,100円(税込)分の支払いに充てられるイメージで、ポイントの実質価値が約1.1倍になる計算です(消費税10%の場合)。 さらに2024年10月からは新しい特典として、毎月dポイントを料金支払いに充当すると追加でポイントが進呈される「料金充当特典」が開始されました。 dポイントクラブの会員ランクに応じて、充当したポイントの最大5%が翌月に還元される仕組みです。

例えばプラチナランクの方が10,000ポイントを電気代に使うと、翌月に500ポイントが戻ってくる、といった具合です。これは「電気料金をポイント払いするだけでさらにポイントがもらえる」お得な制度で、ドコモでんきユーザーのメリットが一段と拡大しました。 

まとめると: ドコモでんきは電気料金の支払いでdポイントを「貯められて」「使える」点が大きな強みです。ポイントを貯めている方にとって見逃せないサービスであり、「どうせ払う電気代でポイントが貯まるなら…」とドコモでんきに切り替える方も多いです。特にdカード GOLD/PLATINUMをお持ちの方や、普段からdポイントを集めているドコモユーザーには大きなメリットと言えるでしょう。

ドコモでんきのメリット・デメリット(他社比較あり)

ドコモでんきのメリット・デメリット(他社比較あり)

次に、ドコモでんきのメリット(利点)とデメリット(欠点)について整理します。他社の電力サービスや従来の電力会社と比較しながら、ドコモでんきの評価ポイントを見ていきましょう。

ドコモでんきのメリット

ドコモでんきには以下のようなメリットがあります。
電気料金支払いでdポイントが貯まる&使える: 前章で詳述したとおり、電気代に応じてdポイントが還元されるのは大きなメリットです。ポイントはスマホ料金や買い物でも使える汎用ポイントなので無駄がありません。また電気料金自体をポイント払いして節約できる点も◎です。

ドコモユーザーほどお得(ポイント高還元): 特にドコモの携帯回線を使っている方やdカード GOLD/PLATINUM会員の方は、高いポイント還元を受けられます。例えばdカード GOLD所持ならGreenプランで最大10%ものポイントが貯まるなど、ドコモ経済圏を活用している人ほどメリットが大きくなります。

環境に優しいプランが選べる: 再エネ100%相当の「Green」プランが用意されており、CO2排出削減に貢献できます。環境意識の高い方でも、ドコモでんきなら積極的に再生可能エネルギーを選択可能です。

解約金・違約金がない: ドコモでんきは契約期間の縛りがなく、解約時の違約金や手数料が発生しません。1ヶ月だけ使ってやめてもペナルティ無しなので、「試しに使ってみて合わなければ他社に替える」ということも気軽にできます。電力自由化後の新電力の中には解約金を設けている会社もありますが、ドコモでんきはいつでも自由にやめられる安心感があります。

手続き・サポートが充実(ドコモショップでも対応): 申し込みはWebで完結できますが、全国のドコモショップ店頭でも相談・手続き可能です。対面サポートが受けられる電力サービスは意外と少ないので、不明点を直接聞けるのは安心です。また電話サポートやマイページも充実しており、「マイページが使いやすい」「問い合わせ対応が丁寧」という声もあります。

電力の安定供給: ドコモでんきに切り替えても電気の供給品質は変わりません。停電リスクや電圧低下などの心配は従来と同じく地域電力会社が担保します。NTTグループのバックアップもあり、万一ドコモでんき運営側で問題が起きてもすぐに対応される仕組みになっています。「大手の看板」ゆえの信頼感もメリットでしょう。

今後のサービス拡充(ガスとのセット等): NTTドコモは2025年6月から「ドコモ ガス」という都市ガスサービスも開始予定です。ドコモでんきとガスをセット契約するとガス料金にもポイント還元(最大1%)が付き、さらに電気料金のポイント還元率も最大+2%上乗せされる予定です。エネルギーをまとめてドコモにすることで、ますますポイントが貯まりやすくなる展開が見込まれます。
以上が主なメリットです。「ポイントでお得」「解約自由」「安心のブランド」「環境にも対応」といった点で、電気代をただ支払うだけより付加価値が大きいサービスと言えます。

ドコモでんきのデメリット

一方で、ドコモでんきには以下のようなデメリットや注意点もあります。

電気料金そのものは安くない: ドコモでんきの電力量料金単価は、地域の大手電力会社(旧一般電気事業者)と同額に設定されています。つまり基本的な料金水準は従来と変わりません。ポイント還元があるとはいえ、毎月の請求額自体が直接安くなるわけではないため、「電気代を大幅に節約したい」という目的には直結しにくいです。他社の新電力には基本料金無料や従量単価割引など直接的に安いプランもあるので、純粋な電気代の安さでは見劣りするかもしれません。

料金プランの選択肢が少ない: ドコモでんきには一般家庭向けはBasicとGreenの2プランしかありません。時間帯別料金プラン(夜間安い等)や定額使い放題プランなどのバリエーションがないため、自分のライフスタイルにピッタリの細かなプランを選ぶ余地は少ないです。他社ではオール電化向けプランや季節別プラン等がある中で、ドコモでんきの選択肢の少なさはデメリットになり得ます。

オール電化住宅には不向き: 上記と関連しますが、ドコモでんきにはオール電化向けのプランがありません。深夜電力割引などが無いため、オール電化住宅(エコキュートや蓄熱暖房等を夜間電力で動かす家庭)では、ドコモでんきに切り替えるとむしろ料金が高くなる可能性があります。その場合は従来の電力会社が提供するオール電化プランや他社の夜間安価プランを選ぶ方が良いでしょう。

セット割引がない: NTTドコモは携帯・スマホや光回線など幅広くサービス展開していますが、ドコモでんきと他サービスとのセット割引は提供されていません。たとえば「ドコモ光と電気セットで○円引き」「スマホと電気契約で基本料割引」といった直接的な値引きは無いのです(その代わりポイント還元という形になっています)。ソフトバンク電気やauでんき等では携帯と電気のセット契約で割引施策がある場合もあり、そうした他社と比べると分かりやすい割引が無い点は物足りなく感じる人もいるでしょう。ただし、ドコモ光やスマホと組み合わせてもdポイントクラブのステージアップや獲得ポイント増加にはつながるため、間接的なメリットはあります。

Greenプランは使用量が少ないと割高: Greenプランは基本料金が高いため、電気の使用量が少ないご家庭だとポイント還元を加味しても元が取れない可能性があります。ドコモ公式の案内でも「Greenは40A以上・月157kWh以上利用する方にならメリットがある」という目安が示されています。小電力の一人暮らしや省エネ家庭でGreenを選ぶと、ポイントを貯めてもBasicより総合的に損になるケースがあり得ます。よほど環境重視でない限り、使用量が少ないならBasicの方が良いでしょう。

ドコモ経済圏以外の人にはメリット薄: ドコモの携帯回線を契約していない方やdカードを持っていない方にとっては、ポイント還元率が0.5~1%程度と低めです。正直それほど大きなお得感はありません。また、貯まったdポイントの使い道が特にない(ドコモのサービスを使っていない)という場合、ポイント付与のメリットを享受しづらいです。他社の電力サービスでは独自の割引や他ポイント(Pontaや楽天ポイントなど)を付与する所もあります。ドコモ未契約の方にとっては「ドコモでんき=誰にとってもお得」ではなく、人によっては普通の電気料金サービスになってしまいます。

一部エリアで新規受付停止のリスク: これは大きな欠点ではありませんが、現状ドコモでんきは東北電力エリアと東京電力エリアで新規申し込みを一時停止しています(2024年時点。他エリアは再開済み)。昨今の燃料高騰などの影響で採算調整が必要になったためですが、このように外部要因で申し込み制限がかかる可能性があります。ただし既存契約者の電力供給は継続されますし、状況が改善すれば受付再開も随時行われます。人気ゆえの一時停止とも言えるでしょうが、「契約したくても地域によってはすぐに契約できない場合がある」という点は留意してください。

以上がドコモでんきのデメリットです。「電気料金自体は割安感がない」「プランがシンプルすぎる」「ドコモユーザーでないと旨みが少ない」といった点が挙げられます。他社の電力と迷っている場合は、純粋な電気代の安さやプラン適合性も含めて比較検討すると良いでしょう。とはいえ、ドコモユーザーにとってはポイントメリットで十分カバーできるケースも多く、自分の状況次第で評価が変わるサービスと言えます。

ドコモでんきの契約方法・切り替え手順と解約リスク

ドコモでんきの契約方法・切り替え手順と解約リスク

ドコモでんきに興味が湧いたら、実際の契約方法や切り替え手順を知っておきましょう。初めて電力会社を切り替える方でもスムーズにできるよう、具体的なステップを説明します。合わせて、解約時のリスク(基本的にはありません)についても触れておきます。

契約申込みの方法と手順

ドコモでんきへの申し込みは、主にインターネット(Web)から行います。NTTドコモの公式サイトやドコモでんきの案内ページにアクセスし、必要事項を入力して申し込みます。また、全国のドコモショップ店頭でも申込み可能なので、ネット手続きが不安な方は店舗スタッフに相談できます。大まかな手順は次のとおりです。

必要情報の準備: 現在利用中の電力会社の検針票やご契約IDがあるとスムーズです。特に「供給地点特定番号」(22桁の番号)と現在の「ご契約番号」が必要になります。これらは検針票や電力会社のWebマイページで確認できます。また、支払いに使うクレジットカード情報や口座情報も準備しておきましょう。

Webまたは店頭で申し込み: ドコモでんき公式サイトの申込フォームに沿って入力します。契約者情報(名前・住所など)や現在の電力会社名、供給地点番号、希望プラン(Basic/Green)などを選択します。ドコモの携帯回線をお持ちの方はdアカウントでログインすると基本情報の入力が省略できます。ドコモ回線を持っていない方でもdアカウント(無料)を発行して申し込むことが可能です。店頭申し込みの場合は、スタッフが用紙または端末で代行入力してくれます。

重要事項の確認・同意: 電気サービスの重要事項説明や約款を確認し、同意します。これはネットでも店頭でも必須ですので、内容に目を通しておきましょう。
契約手続き完了・切り替え日連絡: 申し込みが完了すると、後日ドコモでんきから契約内容の確認書類や切り替え予定日の案内が届きます。現在契約中の電力会社への解約連絡は不要です。ドコモでんき側で切り替え手続きを進め、現在の契約は自動で解約扱いとなります。申し込みから供給開始までは通常2週間~1ヶ月程度です。

スマートメーターの設置確認: 多くのご家庭では既にスマートメーター(遠隔検針できるメーター)に置き換わっていますが、もし従来型メーターの場合は電力会社が無料でスマートメーター交換を行います。立ち会い不要で短時間で終わるケースがほとんどです。スマートメーターになれば検針も遠隔化され、使用量確認もWeb上でできるようになります。

利用開始: 案内された切り替え日以降、電気の供給元がドコモでんきに切り替わります。【※】といっても、設備工事などは伴わないため、切り替え当日に特別な作業や停電は発生しません。いつの間にか契約が変わっているイメージですが、電気の質や量に変化はありませんので普段通り使用してください。

料金請求・ポイント付与: 利用開始後は毎月の電気料金がドコモでんきから請求されます。支払い方法はクレジットカード払いか口座振替が選べます(※ドコモの携帯料金と合算請求になる場合もあります)。料金明細や使用量、ポイント付与状況はドコモでんきのマイページや「dポイントクラブ」サイトで確認できます。毎月の電気料金に応じてdポイントが貯まり、設定していればポイント充当も自動で行われます。
【※】電気の切り替えに際し、基本的に現在の電力会社への連絡や工事は不要です。新電力への切替経験がない方も、ドコモでんきに申し込むだけで手続きは完了します。突然電気が止まるようなこともありませんのでご安心ください。

解約や他社への再切り替えについて(解約リスクは?)

解約や他社への再切り替えについて(解約リスクは?)

ドコモでんきは前述の通り契約期間の縛りがなく違約金も発生しないため、解約や他社への乗り換えも自由に行えます。実際に使ってみて「合わないな」「もっと安い電気が見つかった」という場合は、遠慮なく他社へ切り替え可能です。 解約の手続きも簡単で、他社の電力会社に申し込むだけでOKです。再度自分でドコモでんきに解約連絡をする必要はありません。他社への申込みが完了すれば、自動的にドコモでんきは解約となります(もちろん直接ドコモでんきに解約申請してから別会社に移ることもできますが、手間的に乗り換え先で一括でやる方が楽です)。 

解約リスクという点では、ドコモでんきの場合金銭的なリスクはありません。 解約金0円なので損することはなく、「ポイントが思ったより貯まらなかったからやめる」という判断もしやすいです。唯一注意するとすれば、解約月のポイントでしょう。解約月の電気料金に対するdポイント付与は通常どおり行われます。ただし解約と同時にdポイントクラブ自体を退会(dアカウント削除)するとポイントが失効してしまうので、dポイントは残したままにしておきましょう。 また万一、ドコモでんきサービス自体が終了するような事態になっても、事前にお知らせがあり他社への切り替え等の措置が取れるはずです。

NTTドコモほどの大企業が急に撤退する可能性は低いですが、仮にあってもユーザーが電気の供給で困ることがないよう配慮されるでしょう。 補足: 引っ越しの際も、ドコモでんきを継続利用する場合は新居のエリアがサービス提供範囲内であれば手続きをすればそのまま使えます。提供外エリア(沖縄県など)へ転居の場合は残念ながら解約となりますが、この場合も違約金等は不要です。 総じて、ドコモでんきは始めやすく、やめやすい契約となっています。新規申し込みも解約・乗り換えもハードルが低いので、電力会社選びにおいて試してみる価値は十分あるでしょう。

ドコモでんきの評判・口コミ

ドコモでんきの評判・口コミ

実際にドコモでんきを利用しているユーザーからは、どのような評判や口コミが寄せられているのでしょうか。良い評判と悪い評判の両面を紹介します。契約前にリアルな声を知っておくと参考になるはずです。

良い評判・口コミ

ポイントが貯まりやすい!」 ? 多く聞かれるのがポイントに関するポジティブな声です。例えばdカード払いにすると消費税分も節約できてお得、電気料金の支払いでポイントがザクザク貯まるので嬉しい、親が貯めていたポイントで買い物できたなど、電気料金でポイントを獲得できる喜びが口コミで目立ちます。特に、今まで電気代は払うだけだったのがポイントとして返ってくるようになり、「得した気分」という声が多いです。

dカード GOLD所持者には最高」 dカード GOLDやPLATINUM会員で高還元を受けている方からは「最大10%ポイント還元は大きい」と評価されています。ある口コミでは「2024年4月利用分からポイント進呈率がアップしてさらに貯まりやすくなった」との声もあり、ドコモでんきのポイント施策は概ね好評です。ヘビーユーザーほど「電気代でこんなにポイントが!?」と驚きつつ満足しているようです。

料金は変わらず少し安くなった」 電気料金そのものについては、「劇的に安い」という口コミは少ないものの、「切り替え前より電気代が若干安くなった」という声がありました。これは同額料金+ポイント還元のため、実質負担が下がったという意味でしょう。ある利用者(NKさん)の口コミでは「マイページも使いやすく、電話・WEBサポート体制も万全で安心。電気代も少し下がり概ね満足。ただポイントが貯まりにくい点はマイナス」とのこと。総じてサービスの使い勝手や安心感に対する満足度は高いようです。

申し込み再開が待たれていた人気サービス」 2023年に一時新規受付停止となっていた経緯から、2024年春に東北・東京以外のエリアで申し込み再開された際には「ドコモでんきの再開を待っていた」という反応も見られました。SNS上でも「ドコモショップにドコモでんきのポスターが貼ってあった」など、注目度の高さがうかがえます。これは裏を返せばドコモでんきを利用したい人が多かった証拠でもあります。

ポイントでランクアップもしやすい」 dポイントクラブのランク制度に触れて、「電気代でポイント稼げるからランク上げやすい」といった声もあります。電気料金という大きな支出でポイントを稼げるため、上位ランク(プラチナなど)を維持しやすいメリットも口コミで評価されています。
良い評判をまとめると、「ポイントが貯まる・使えることでお得感がある」「サービス品質も安心できる」という点で満足しているユーザーが多いようです。特にドコモ経済圏を活用している人にとって、ドコモでんきは高評価と言えます。

悪い評判・口コミ

ポイント還元率ダウンにガッカリ」 過去の口コミでは、「ポイント還元率の改定で下がってしまったのが残念」という声が見受けられました。ドコモでんきは開始当初から何度かdポイント還元率の見直しが行われ、一部ユーザーには改悪と映ったようです。ただ、大幅な低下ではなく調整程度であり、それを理由に解約を検討するほどではないとの意見もあります。

電気代自体が安くならない」 口コミを探すと「結局ポイント込みでもそんなに安くならない」という厳しめの意見も少数あります。ポイントにあまり価値を感じない人や、他社の安価な新電力と比較して「ドコモでんきは電気料金が高い」と感じるケースです。ただしこれはドコモでんきの料金設定が大手電力と同水準である以上、ある意味当然の指摘です。割安感を期待しすぎるとギャップを感じるかもしれません。

ポイントが思ったより貯まらない」 良い評判にもあったNKさんの口コミにあるように、「ポイントが貯まりにくいのがマイナスポイント」という声もありました。おそらく還元率1~2%のBasicプランで期待ほどポイントが付かなかったと感じたのでしょう。電気代が月数千円程度の方だと、ポイント還元額も数十円~百数十円に留まります。そういう場合には「あまりお得感を感じない」という評価になるようです。

「悪い口コミ・評判は特になし?」 逆説的ですが、インターネット上で「ドコモでんき やばい」「ドコモでんき 最悪」等と調べても、特段深刻な悪評は見当たらない印象です。サービス開始直後は不安視する書き込みもあったようですが、実際には大きなトラブルや不満は報告されていないようです。電気というライフラインだけに悪評が広がればニュースになりますが、ドコモでんきに関してはそうした話題もありません。

その他: 「紙の請求書だと手数料がかかるようになった」といった細かな不満もありました。2023年末頃、紙の検針票郵送が有料化された通知が来たためですが、これも多くの会社が同様です。Web明細に切り替えれば問題ありませんが、高齢の親御さんなど紙で欲しい場合は注意点かもしれません。

総合すると、ドコモでんきに関する重大な悪い評判はほとんど見られない状況です。細かな不満(ポイント改定や割安感の薄さ)はあるものの、サービス提供停止や料金トラブル、サポート問題など深刻な口コミはありませんでした。むしろ「悪い評判が少ない」という点がドコモでんきの信頼性を物語っているとも言えます。

ドコモでんきに関するよくある質問(Q&A)

ドコモでんきに関するよくある質問

最後に、ドコモでんきについてよくある質問をQ&A形式でまとめます。初歩的な疑問から契約前の不安まで、気になる点を一問一答で確認しておきましょう。

Q1. ドコモでんきに切り替えると停電したり電気の質が変わったりしませんか?
A1. いいえ、そのような心配はありません。ドコモでんきでも従来と同じ送電網から電気が届けられるため、切り替えによって停電が増えたり明るさが変わったりといった影響は一切ありません。電力会社が変わっても、電気そのものの品質や安定供給はこれまで通り保証されます。

Q2. ドコモの携帯を使っていなくてもドコモでんきを契約できますか?
A2. はい、契約できます。ドコモでんきはドコモユーザー以外でも申し込み可能です。ドコモ回線が無い方はdアカウント(無料)を作成して契約します。ただし、ドコモ回線をお持ちでない場合はポイント還元率が低め(Basicで0.5~1%、Greenで1~2%)となります。それでも契約自体は問題なくできますので、ドコモユーザー以外でも興味があれば検討してみてください。

Q3. 切り替え手続きの際に現在の電力会社へ解約連絡は必要ですか?
A3. いいえ、ご自身で現在の電力会社に連絡する必要はありません。ドコモでんきに申し込めば、現在の契約解除手続きはドコモ側で代行してくれます。またスマートメーターの設置も必要に応じて自動で行われるため、特別な手間はかかりません。ウェブ申し込み一つで完結します。

Q4. 契約にあたって初期費用や工事費はかかりますか?
A4. 初期費用は一切かかりません。 契約手数料や切替工事費などは不要です。スマートメーター交換も無料です。ですので、ドコモでんきに切り替えて余計な出費が発生することはありません。毎月の電気料金を支払うだけでOKです。

Q5. 支払い方法は何がありますか?
A5. クレジットカード払いもしくは口座振替が利用できます。ドコモの携帯電話料金と合算請求にすることも可能です。その場合、携帯と電気まとめてクレジットカード払いなどができます。なおdカード以外のクレジットカードでも支払いできますが、dカードで払うとポイント還元率が若干優遇されます。

Q6. dポイントはどうやって付与・利用されますか?
A6. 毎月の電気料金支払いに対するdポイントは、利用月の翌月中旬頃に自動であなたのdポイント残高に加算されます。特別な手続きは不要です。ポイントを電気料金に使いたい場合は、My docomo上で「ポイント充当設定」を行えば、翌月以降自動的に請求額からポイント分が差し引かれます。ポイント充当分には消費税がかからないためお得ですし、2024年10月以降は充当したポイントの一部が戻ってくる特典もあります。

Q7. 契約後にプラン変更はできますか?
A7. はい、Basic⇔Greenのプラン変更は可能です。ドコモでんきのマイページや問い合わせ窓口から手続きできます。ただしプラン変更反映には時間がかかる場合があり、次の検針日(料金計算タイミング)から適用となります。例えば使ってみて「やっぱりGreenにしたい」と思ったら変更できますので、遠慮なく試せます。

Q8. 解約したいときはどうすれば?違約金はかかりますか?
A8. 解約したい場合、違約金や解約金は一切かかりません。他社に乗り換える場合は、新しく契約したい電力会社に申し込むだけで自動的に切り替わります(この場合ドコモでんきへの解約連絡は不要)。ドコモでんきをやめて元の電力会社に戻すことも自由です。契約期間の縛りもありませんので、リスクなく解約・変更ができます。

Q9. 停電やトラブル時の連絡先は?
A9. 停電が発生した場合は、地域の送配電事業者(東京電力PG、関西電力送配電など)の窓口に連絡する形になります。ドコモでんきの公式サイトにも「停電のときは」の案内があり、地域ごとの連絡先が掲載されています。またドコモでんきカスタマーサポートに問い合わせても案内してもらえます。基本的には従来の電力会社契約時と同じ対応でOKです。

Q10. ドコモでんきにすると電気以外のサービスもお得になりますか?
A10. ドコモでんき単体で他サービスの料金が直接安くなることはありません(セット割は無し)が、dポイントが貯まりやすくなることで間接的に他サービスがお得になります。例えばドコモ光やスマホ料金に貯まったポイントを充当すればその分節約できますし、dポイントクラブのステージが上がってケータイ料金割引クーポンがもらえる等の恩恵もあります。さらに2025年6月開始予定の「ドコモ ガス」と組み合わせれば、ガス代も含めポイント還元率アップが見込めます。将来的には電気・ガス・通信のトリプル利用で総合的にお得になる可能性があります。 

以上、よくある質問をまとめました。不明点が解消されましたでしょうか?ドコモでんきは大手の提供するサービスだけあって、契約面でも安心要素が多い印象です。疑問や不安は公式FAQやサポート窓口でも確認できますので、納得してから申し込むと良いでしょう。

ドコモでんきをおすすめしたい人の特徴

ドコモでんきをおすすめしたい人の特徴

ここまでの解説を踏まえ、ドコモでんきが特におすすめな人の特徴をまとめます。以下に当てはまる方は、ドコモでんきへの切り替えを検討する価値大です。

普段からdポイントを貯めているドコモユーザーの方: ドコモのスマホ・ケータイを使っていたり、dポイントカードで買い物してポイントを集めている方には、電気料金でもポイントが貯まるドコモでんきがピッタリです。支払いをまとめることで効率よくポイントが貯まり、ポイント生活(ポイ活)をさらに充実させられます。

dカード GOLD/PLATINUMをお持ちの方: 年会費有料のドコモのクレジットカードを持つほど熱心なドコモファンの方には、ドコモでんきは最大級のポイント還元メリットをもたらします。特にdカード GOLD会員ならGreenプラン契約でポイント10%還元も狙えるため、カード特典を活かしきる意味でもおすすめです。

月々の電気使用量が多めのご家庭: ファミリー世帯など電気をたくさん使うほど、ポイント還元額も大きくなります。例えば月1万円の電気代ならGreenプランで600~1000ポイント程度貯まるケースもあります。電気代が高い=ポイント大量ゲットなので、電力消費が多いほどドコモでんきのお得度は増します。逆に使用量がごく少ない一人暮らしなどはメリットが小さくなるので、使用量が多い方に向いています。

環境に配慮したい方: 電気もできるだけクリーンなものを使いたい、と考える環境志向の方にはGreenプランが魅力です。再エネ100%相当の電気を使いながらポイントまで付くので、環境と家計の両方に優しい選択となります。多少割高でも再生可能エネルギーを選びたい人にはうってつけです。

現在大手電力会社を使っていて特典が何もない方: ずっと東京電力や関西電力など地域の大手を使っている方で、「乗り換えたいけどよくわからない」という方にもドコモでんきはおすすめです。料金単価が同じなので切り替えても損しないですし、むしろポイント分だけお得になります。ドコモユーザーでなくても最低0.5~1%はポイントが付くため、「何もないよりマシ」と考えて乗り換える価値はあります。

契約期間の縛りが嫌いな方: ドコモでんきはいつでも解約自由なので、「とりあえず試したい」「合わなければすぐ変えたい」というフットワークの軽い方にも合います。気軽に始めて気軽にやめられるので、お試し感覚で乗り換えたい人にも安心です。

ドコモ光など他のドコモサービス利用中の方: ドコモ光と電気のセット割はありませんが、料金をドコモにまとめられる安心感やポイント管理の一元化など利便性があります。ドコモ光ユーザーでドコモでんき未契約なら、合わせて使うことでdポイントクラブのステージが上がったり特典が受けやすくなるためトータルでお得になる可能性があります。

以上のような方々に、ドコモでんきは自信を持っておすすめできます。特にドコモの携帯を使っていてポイントを重視する人にはベストマッチな電力サービスでしょう。逆に、ドコモとの関わりが薄い方や電気代節約を最重視したい方は、他社のプランも含めて検討してみると良いかもしれません。それでも「大手の安心感」「ポイントという付加価値」は捨てがたい魅力です。

まとめ

ドコモ電気」とは何か、その仕組みから料金、ポイント、評判まで総合的に解説しました。電気代をただ払うだけでなく、賢くポイントを貯めて節約につなげたいという方にとって、ドコモでんきは魅力的な選択肢です。ドコモユーザーならなおさらメリットが大きいです。

ぜひ本記事の情報を参考に、あなたのご家庭にドコモでんきがマッチするか検討してみてください。電気代もポイントも上手にやりくりして、おトクでエコな暮らしを応援します!