エアコン暖房の電気代はいくら?1時間・1日・1か月の目安と節約術

エアコン暖房の電気代はいくら?1時間・1日・1か月の目安と節約術

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寒い冬、部屋を暖めるのに欠かせないエアコン。しかし、エアコン暖房の電気代を考えると「今月の請求が怖い…」と感じる方も多いのではないでしょうか?実際、冬場にエアコンを使うと電気代がグンと上がった経験、ありますよね。

この記事では 「エアコン暖房の電気代」 を徹底解説!1時間・1日・1か月あたりの料金目安から、冬に電気代が高くなる理由、電気代が上がりやすい家庭の特徴やNGな使い方、こたつやヒーターなど他の暖房器具との比較、さらには節約術まで、余すところなく紹介します。ちょっとした裏技や体験談も交えながら、寒い冬でも電気代を節約して快適に過ごすコツをお届けします。

それでは、エアコン暖房の電気代事情について一緒に見ていきましょう!

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エアコン暖房の電気代の目安(1時間・1日・1か月あたり)

エアコン暖房の電気代の目安(1時間・1日・1か月あたり)
まずは気になるエアコン暖房の電気代の目安です。1時間あたり、1日あたり、1か月あたりでどのくらい電気代がかかるのか把握しておきましょう。もちろんエアコンの機種や部屋の広さ、設定温度などで差はありますが、ここでは一般的な目安を示します。

1時間あたりの電気代:家庭用エアコン(暖房運転)では、6畳程度の小部屋用で約15~17円、もう少し大きめの8~12畳用エアコンなら約25~28円程度かかるとされています。エアコンの消費電力は状況によって変動しますが、だいたいこれくらいが目安です。例えば暖房能力の小さい6畳用エアコンだと消費電力が低めで1時間当たりの電気代も安く(15円前後)、リビング向けの大きなエアコンでは消費電力も上がるため1時間で25円以上かかる場合もあります。

1日あたりの電気代:エアコンを1日8時間稼働したと仮定すると、小部屋用エアコンでは約120~136円/日、8~12畳用では約200~224円/日となります。例えば6畳用エアコンを毎日8時間使えば1日あたり約130円、同じ条件で8~12畳用なら約210円ほどになる計算です。もちろん実際には「日中はあまり使わず夜だけ」など使用パターンで変わりますが、だいたい1日あたり数百円以内に収まるケースが多いでしょう。

1か月あたりの電気代:では冬の1か月間フルに使った場合はどれくらいになるのでしょうか?上記の1日8時間使用を30日続けると、6畳用エアコンで約3,600~4,080円、8~12畳用エアコンでは約6,000~6,720円程度が目安になります。実際には土日でもっと長くつけたり、寒波でフル稼働したりすると増減しますが、おおよそ月数千円台にはなるようです。「意外とその程度で済むのか」と思うかもしれませんが、注意したいのはつけっぱなしの場合。仮にエアコン暖房を24時間つけっぱなしにしたらどうなるかというと、8畳用エアコンで1か月約9,500円にも達する試算があります。やはり、長時間連続運転すれば電気代もかさみます。

上記はあくまで目安ですが、「1時間あたり数十円、1か月では数千円単位」のコストがエアコン暖房にはかかると覚えておきましょう。電気代単価(1kWhあたりの料金)やエアコンの効率によっても変動しますが、冬場に暖房で使う電力量はかなり大きいことが分かります。次章では、なぜ冬のエアコン暖房は電気代が高くつきがちなのか、その理由を探ってみます。

冬にエアコンの電気代が高くなる理由

冬にエアコンの電気代が高くなる理由
夏の冷房よりも冬の暖房の方が電気代が高くなりやすいと言われます。実際「同じエアコンなのに、冬場の方が電気代の請求額が明らかに高い!」と感じる方も多いでしょう。その主な理由は次のような点にあります。

1.外気温と室温の「温度差」が大きいから:冬は外の気温が低いため、室内を快適温度まで上げるには大きな温度差を埋める必要があります。

例えば東京都の平均気温で見ると、真冬(1月・2月)は外気温が10℃前後、真夏(7月・8月)は外気温が32℃前後です。仮にエアコンの設定温度を夏冬とも25℃にしたとすると、夏は室温を7℃下げれば良いのに対し、冬は室温を15℃も上げなければなりません。外気温との差が2倍近くあるわけで、その分エアコンはフルパワーで稼働する時間が長くなり、消費電力=電気代が増えてしまうのです。さらに外気温が低いほどエアコン(ヒートポンプ)の効率自体も下がります。同じ設定温度でも、外が0℃の時と10℃の時では、0℃の方がエアコンは頑張って稼働しなければなりません。つまり、寒ければ寒いほどエアコン暖房の電気代は高くなりやすいのです。

2.エアコンを使用する時間が長くなりがちだから:冬は日照時間が短く、夜も冷え込むため、エアコンをつけている時間帯が夏より長くなりがちです。

夏場であれば「夜は窓を開ければ涼しい」「寝苦しい熱帯夜以外は消している」という人も、冬は夜通しタイマー運転したり、朝起きる前にタイマーでスイッチオンしたりと稼働時間が延びやすいですよね。特に在宅時間が長いご家庭では、朝から晩まで断続的につけっぱなしというケースもあるでしょう。当然、使用時間が長くなるほど電気代合計は増えるため、冬季の請求額がアップする一因になります。 3.暖房時の設定温度を高めにしがちだから:寒いとついエアコンの設定温度を上げてしまうものです。「部屋が暖まらない!」と感じて27~28℃設定にしていませんか?しかし、設定温度を1℃上げるだけでエアコンの消費電力はグッと上がります。

環境省のデータによれば、暖房時の設定温度を1℃下げると約10%の消費電力削減になるとのこと。逆に言えば、25℃設定を28℃に上げれば電気代は数十%増しになる恐れも…。夏の冷房時は「弱冷房で我慢」ができても、冬は「強暖房」にしがちなので、結果として暖房シーズンは消費エネルギーが大きくなりやすいのです。 以上のように、冬場にエアコンの電気代が高くなるのは「外が寒いから当たり前」と言えばそれまでですが、その背景には温度差の大きさや長時間運転、設定温度の問題があります。加えて、住宅の断熱性能が低い場合は暖めた空気がどんどん逃げてしまうため、より長時間稼働が必要になるという点も覚えておきましょう。

古い木造住宅や隙間風の多い部屋などでは、せっかく暖めた熱が外に逃げやすく、エアコンの負担(=電気代)が一層大きくなります。 では次に、こうした状況で特に電気代が上がりやすい家庭の特徴や、やりがちなNG行動をチェックしてみましょう。当てはまるものがないか確認してみてください。

電気代が上がりやすい家庭の特徴とありがちなNG行動

電気代が上がりやすい家庭の特徴とありがちなNG行動
同じエアコンを使っていても、家の環境や使い方によって電気代には差が出ます。「うちはなんだか他より冬の電気代が高い気がする…」という場合、以下のような特徴やNG行動が潜んでいないか要注意です。

電気代が高くなりがちな家庭の特徴

断熱性が低い家・広い空間:古い木造住宅や単層ガラスの窓だと、暖かい空気が外に逃げやすく冷気も入りやすいため、エアコンが休まず稼働し電気代が上がりがちです。戸建て住宅で部屋数が多かったり天井が高かったりする場合も、暖める空気の量が多くなるので消費電力が増えます。逆にマンションの中部屋など断熱性が高い環境では、比較的エアコンの負担も小さく電気代も抑えられます(戸建ての方が電気代は高くなりがちというデータもあります)。

エアコンの容量不足や古い機種を使用:部屋の広さに対してエアコンの能力(畳数目安)が小さすぎると、設定温度に達するまで常にフルパワー運転になり電気代が嵩みます。また10年以上前のエアコンだと最新機種に比べて省エネ性能が劣るため、同じ暖房でも電気代が高くつきがちです。「暖房はどれも同じ」と思わず、省エネ性能の良いモデルかどうかも電気代に関係してきます。

家族が寒がりで常に高め温度設定:家族に「寒がりさん」がいると、どうしても設定温度は高めになりがちです。常に25℃超えの設定で運転していれば、その分消費電力も増えます。また小さなお子さんやお年寄りがいる家庭では室温高めをキープしがちで、結果的にエアコンの稼働時間・稼働強度が増えて電気代も上がってしまいます。

エアコンを同時に何台も使用:リビング、寝室、子供部屋…と複数台のエアコンを同時に使っているご家庭では、家全体の電気代が高くなるのは当然です。特に冬場は全室暖房したいところですが、家族が集まる部屋以外はこたつや電気毛布で凌ぐなど、エアコン台数をなるべく絞ったほうが電気代節約には有利です。同時使用台数が多いほど基本料金や契約容量の面でも負荷が大きくなる点に注意しましょう。

以上のような特徴に心当たりがある場合、エアコン暖房の電気代が他より高めになりやすいと言えます。ただし「家の構造はすぐ変えられないし…」という部分もありますよね。そこで次に、エアコン暖房時のNGな使い方をチェックし、使い方の工夫でムダを省けないか見てみましょう。

電気代が高くなるNGなエアコン暖房の使い方

電気代が高くなるNGなエアコン暖房の使い方
NG1:設定温度を必要以上に高くする
寒い!早く暖めたい!」と思ってエアコンの設定温度を思い切り高くしていませんか?実はこれは電気代的にはNG。前述の通り、暖房の設定温度を1℃下げるだけで約10%の節電効果があるデータもあるほどで、裏を返せば高温設定はそれだけ電気を食います。エアコンは設定温度に達するまでフル稼働しますから、25℃設定より20℃設定のほうが早く弱運転に移行し省エネなのです。環境省が提唱する「ウォームビズ」では室温20℃が推奨されています。薄着のまま高温設定に頼るのではなく、厚着+控えめ温度で運転するのが賢い使い方です。筆者も以前はエアコン28℃設定で部屋をホカホカにしていましたが、正直少し暑いくらいでしたし電気代の請求に青ざめました…(苦笑)。今では部屋は20~22℃設定+暖かい服装に改め、快適さはそのままに電気代もグッと減りましたよ。

NG2:風向きを上向きに固定する
意外な盲点がエアコンの風向き設定です。「直接暖かい風が当たると乾燥するから…」とルーバー(風向板)を上向きにしていませんか?実は暖かい空気は上へ溜まる性質があるため、風を上に吹き出すと天井付近ばかり暖まって足元がいつまでも寒い状態に…。部屋全体もなかなか暖まらず、エアコンはフル稼働しっぱなしになります。風向きは基本下向きか水平がおすすめです。直接当たるのが苦手な場合は左右に振ったり、サーキュレーターや天井ファンで空気を循環させると良いでしょう。暖気を下に降ろす工夫をするだけで、体感温度も上がりエアコンの効率も上がります。「暖かい空気は足元に、冷たい空気は天井に追い出す」イメージで風向きを調整しましょう。

NG3:短時間の外出でもこまめに電源オン・オフ
部屋を出るときはエアコンOFF」が節約になると思いきや、実は短い外出ならつけっぱなしの方が電気代は安くなる場合もあるんです。エアコンは運転開始直後、冷え切った部屋を暖める際に最も大きな電力を使います。一度暖まった部屋なら維持運転の消費はそれほどでもないため、30分~1時間程度の外出ならあえてつけっぱなしにした方が、戻って再加熱するよりトータル消費が少なくて済むとの検証結果があります。ダイキン工業の実験でも、30分おきにオンオフを繰り返すよりずっとつけっぱなしの方が電気の消費が少なかったという報告があるほどです。つまり、「ちょっとコンビニまで」くらいなら消さずに運転継続、「半日留守にする」ならさすがにオフ、とメリハリをつけた運用が大事ですね。こまめなオンオフがいつも正解とは限らない、と覚えておきましょう。

NG4:エアコンのフィルター掃除を怠る
エアコン内部のフィルターがホコリで目詰まりしていると、風量が落ちて暖房効率もガタ落ちします。その結果、設定温度に達しづらくなり余計な電力を消費する羽目に…。ダイキンの実験では、3年分のホコリが溜まったフィルターを掃除しないまま運転すると、消費電力量がフィルター清掃時の倍近く(約105%増)にもなったという結果が出ています。これは冷房時の実験ですが、暖房でも同様に効率低下が予想されます。フィルター清掃と室外機周りの点検はシーズン前に必ず行いましょう。室外機の吸排気口に物を置いて塞いでいると熱交換効率が落ちますので要注意です。「最近暖まりが悪いな」というときはフィルター汚れを疑ってみてください。

NG5:部屋の扉や窓を開けっぱなしにする
これは言うまでもないですが、暖房中に人の出入りなどでドアを開けっ放しにしていると暖気が逃げていきます。つい面倒で閉め忘れることありますよね…。また厚手のカーテンをしていない窓からも熱はどんどん奪われます。エアコン暖房時は部屋を必要以上に開放せずなるべく区切って使うのが鉄則です。リビング階段の家などは暖気が2階に上がりやすいので、階段にカーテンをつけるなどの対策だけでもだいぶ違います。「暖房効かないな?」と思ったら、家の中の熱の逃げ道を一度チェックしてみましょう。

いかがでしょうか?ついやってしまいがちな行動もあったのではないでしょうか。
筆者も「短時間でもすぐOFF」にしてましたし、フィルター掃除を忘れていて風量が弱くなっていたことも…反省です。NGポイントを潰すだけでも電気代のムダを減らす効果は大きいので、ぜひ見直してみてください。 次は、エアコン以外の暖房器具と電気代を比較してみましょう。「エアコン暖房は他より高い?安い?」気になる疑問に答えます。

他の暖房器具と電気代を比較!こたつ・ヒーターなどはエアコンよりお得?

冬の暖房はエアコンだけじゃありません。こたつや電気ヒーター、ホットカーペットに電気毛布、最近ではオイルヒーターなんかもありますよね。それぞれどのくらい電気代がかかるのか、エアコンと比べてお得なのか気になるところです。ここでは主な暖房器具について1時間あたりの電気代を比較してみます。

一般的な消費電力と電気代の目安は以下の通りです

暖房器具 消費電力の目安 1時間あたりの電気代目安
エアコン(8~12畳用) 約800~900W 約24.8~27.9円
電気ストーブ(ファンヒーター等) 約600~1200W 約18.6~37.2円
オイルヒーター 約600~1500W 約18.6~46.5円
こたつ 約300~600W 約9.3~18.6円
ホットカーペット(2畳) 約500W 約15.5円
電気毛布 約40~80W 約1.24~2.48円

※電気代は1kWhあたり31円で計算した場合の目安。

ご覧のように、電気代が高い順に並べるとおおむね 「オイルヒーター > 電気ストーブ(ファンヒーター) > エアコン > こたつ > ホットカーペット > 電気毛布」 の順になります。

エアコン暖房の電気代は、実は電気ヒーター類よりは安く、しかしこたつや電気毛布よりは高い位置づけですね。

エアコン(7~10畳用)を1日10時間使うと電気代は約248~279円になりますが、同じ10時間でこたつは約93~186円とだいぶ安く済みます。冬の間毎日使うことを考えると、こたつとエアコンでは月数千円単位で差が出ることもあります。「やっぱりこたつの方が安上がりなんだ!」と思いますよね。確かに、こたつの電気代はエアコンより割安です。こたつ最大のメリットは部屋全体ではなく局所を暖める点にあります。足元だけ暖かければ良い場合は無駄がなく、とても経済的です。 しかし一方で、エアコンは部屋全体を暖められるという大きな利点があります。

家族みんなで居間にいるときなど、部屋全体を快適温度にするにはエアコンが適しています。こたつだと入っている部分しか暖まりませんし、出た途端に震える…なんてこともありますよね。エアコン暖房なら家中どこにいても一定の暖かさが得られるのが強みです。 また電気ストーブやオイルヒーターとの比較では、エアコンの方が消費電力あたりの暖房効率(COP)が高いため、同じ部屋を暖めるなら概ねエアコンの方が電気代は安く済みます。電気ストーブ類はヒーター自体が熱を発するため消費した電力がそのまま熱になりますが、エアコンはヒートポンプの原理で消費電力以上の熱エネルギーを生み出すことができ、省エネ性能に優れています。

極端に外気温が低い環境ではエアコン効率も落ちますが、一般的な気温環境ならエアコン暖房は「電気で暖をとる機器」の中では比較的省エネと言えるでしょう。実際、電気ファンヒーターなどと比べエアコンは省エネだという指摘もあります。 とはいえデメリットもあり、エアコンや電気ヒーターのように風を出す暖房は空気が乾燥しやすい欠点があります。こたつや床暖房など風の出ない暖房器具は乾燥しにくいので喉や肌に優しく、加湿器を追加で使う頻度も減らせるという利点があります。一長一短ですね。

結論として、「全身ポカポカになりたい&複数人で暖まりたいならエアコン」、「スポットで経済的に暖まりたいならこたつや電気毛布」といった使い分けが理想です。例えば日中一人でテレワーク中はこたつ+厚着で過ごし、家族が集まる夕方以降はエアコンを入れる、といったメリハリをつけると電気代も節約できます。エアコンと他の暖房器具を上手に併用することで、それぞれの良いとこ取りをするのが賢い使い方と言えるでしょう。

エアコン暖房の節約術・効率的な使い方まとめ(サーキュレーター&加湿器活用術も)

エアコン暖房の電気代を抑えるには、使い方の工夫がポイントです。ここでは今日から実践できる節約術や、エアコンを効率的に使うテクニックをまとめます。「そんなことで?」と思うようなちょっとした裏技や体験談も交えていますので、ぜひ試せるものから取り入れてみてください。

設定温度は20~22℃+暖かい服装で!無理なく暖房効率アップ

暖房費節約の基本中の基本は、設定温度を必要以上に上げすぎないことでしたね。目安として20?22℃前後に設定し、足りない分は服装や毛布などで補いましょう。【ウォームビズ】の推奨通り**室温20℃**でも、意外と厚着をすれば快適に過ごせるものです。例えばフリースや発熱インナーを着込んだり、ひざ掛けを使ったりするだけで体感が全然違います。部屋着をモコモコにすると動きづらいですが、ヒートテック+セーター程度でも十分暖かいですよ。

筆者の体験談ですが、昔は寒いとすぐエアコン温度を25℃以上に上げてしまい、部屋では半袖でも平気なくらいにしていました。しかしその癖を改め、今では部屋ではモコモコ靴下&スウェット+エアコン20℃設定にしています。最初は「ちょっと寒いかな?」と思いましたが、人間慣れるもので平気になりましたし、むしろ空気が乾燥しすぎず快適です。電気代も目に見えて減ったので、一石二鳥でした。皆さんも「設定温度ちょい控えめ」を意識してみてください。家族に寒がりさんがいる場合は、暖かパジャマやルームウェアを新調するのも手です。「暖かい服を着る」という当たり前のことが、結果的に電気代節約に直結します。

風向きは下向き&サーキュレーター併用で暖気を有効活用

エアコン暖房の節約術・効率的な使い方まとめ(サーキュレーター&加湿器活用術も)
前述のNG例でも触れましたが、エアコンの吹き出す暖かい風は下向き or 水平にしましょう。暖気を足元に送り出すことで、部屋全体を効率よく暖められます。加えてサーキュレーターや扇風機をゆるく回して空気を循環させると効果抜群です。天井付近に溜まった暖かい空気をかき混ぜて下ろすことで、室温ムラが解消されエアコンのサーモ(温度センサー)も正しく働きます。「暖房+サーキュレーター」は最強コンビと言えるでしょう。

例えば、筆者の知人は冬になると天井から数十センチ下向きに扇風機を吊るし、超低速で回しているそうです。これだけで暖房効率が段違いとか。なかなか真似できない裏技ですが(安全面は要確認ですが…)、そこまでしなくても床置きのサーキュレーターを斜め上に向けて回すだけでも十分効果があります。「暖かい空気をかき混ぜる」イメージでやってみましょう。ただし強風を直接当てると体感温度が下がってしまうので、弱~中風量で部屋全体の空気を動かすのがコツです。 また、エアコンの風量設定は自動運転に任せるのがおすすめです。人が無理に弱風固定にするとかえって運転時間が長くなったりします。風の向きだけ調整したら、あとはエアコンにおまかせ運転させる方が効率が良い場合が多いです。

どうしても足元が冷える時は、小型のセラミックヒーターなどを足元だけ補助的につけてエアコン温度は低めキープ、なんて方法もあります。局所暖房との併用もうまく使えば、エアコン全体の負荷を下げることができます。

短時間の外出ならつけっぱなし!オンオフのメリハリ運用

短時間の外出ならつけっぱなし!オンオフのメリハリ運用
先ほどNG行動でも触れましたが、短い外出(30分~1時間程度)ならエアコンは消さない方が得なケースが多いです。エアコン暖房は部屋が冷えきった状態から暖め直す時に大量の電力を消費するため、頻繁にON/OFFする方が無駄が大きいのですね。「え、電気つけっぱなしなんてもったいない!」と昔は思っていましたが、実験データを見て以来、ちょっとした買い物や子どもの迎え程度ではつけっぱなしにするようにしています。そのおかげか、「帰宅したら部屋が極寒…また暖まるまでガマン」というストレスもなくなりましたし、電気代も特に増えていません。むしろ合理的だと感じます。

ただし長時間留守にする時や就寝時などは消した方がいいのは言うまでもありません。要はメリハリですね。最近のエアコンには外出時に一定温度をキープする「留守番モード」的な機能があるものもありますので活用しましょう。タイマー設定もうまく使って、「出かける30分前にOFF」「帰宅30分前にON」なんてことができれば理想的です(難しければ手動で30分前OFFでもOKです!)。ダラダラつけっぱなしではなく、無駄なオンオフを減らしつつ必要時にはしっかりOFFにする??このあたり、家族とも協力して取り組んでみてください。

加湿で体感温度アップ!適度な湿度を保とう

加湿で体感温度アップ!適度な湿度を保とう
湿度は暖かさの感じ方に大きく影響します。空気が乾燥していると人は寒さを強く感じ、逆に湿度が高めだと同じ温度でも暖かく感じるのです。一般に湿度が10~15%上がると体感温度は約1℃上昇すると言われます。ですから、部屋の湿度を上げれば設定温度を抑えても快適に感じやすくなり、結果的に暖房費の節約につながります。理想的な室内湿度は50%前後。乾燥しがちな冬は放っておくと30%台まで下がることもありますので、加湿器を上手に使って潤いを保ちましょう。

「加湿器なんて持ってないよ」という場合は、洗濯物を室内干ししたりお風呂の湯船のフタを開けて湯気を利用したり、ストーブの上にヤカン…ならぬエアコンの風下に濡れタオルを干すなど、昔ながらの方法でも効果はあります。筆者宅ではリビングに観葉植物を置いているのですが、水をたっぷり与えておくと少し湿度が上がる気がしています(気休め程度かもしれませんが…)。とにかく湿度40~60%の範囲に収めるよう心がけてみてください。乾燥を防げば風邪予防にもなりますし、肌や喉にも優しいので一石三鳥です!

窓・床・壁の断熱強化!暖房効率を上げる家しごと

窓・床・壁の断熱強化!暖房効率を上げる家しごと
エアコンの性能だけでなく、部屋の保温力を高めることも電気代節約には重要です。特に窓からの放熱と冷気侵入は大きいので、対策して損はありません。手軽なところでは厚手のカーテンや断熱シート(プチプチシート)を窓ガラスに貼る方法があります。ホームセンターなどで売っているプチプチ断熱シートを窓に貼ると、見た目はアレですが冷気のシャットアウト効果はバツグンです。

筆者も寝室の北窓には毎年プチプチを貼っているのですが、冷え込みがかなり緩和される実感があります。結露も減るので一石二鳥ですよ。さらに窓枠の隙間風があるなら目張りテープで塞ぐ、玄関ドアが寒いなら厚手カーテンをかける、床が冷えるならカーペットやコルクマットを敷くなど、家の中の熱を逃がさない工夫をしましょう。

ちょっとした裏技ですが、100均で売っているアルミシートをエアコンの後ろや壁に貼ると断熱&反射効果で若干暖房効率が上がるとも言われます(劇的ではないですが…気分の問題かも?)。要は「外に逃がさない・床下に逃がさない」工夫です。こうした地道な対策はすぐに効果が数字に表れるものではありませんが、冬の間じゅう効いてくるので電気代削減に貢献しますし、なにより部屋が快適になります。

フィルター清掃&エアコンの定期メンテナンスを忘れずに

フィルター清掃&エアコンの定期メンテナンスを忘れずに
エアコンそのもののメンテナンスも節電に欠かせません。フィルター掃除はこまめに行いましょう。ホコリだらけでは風量低下で効率半減です。前述したように3年間掃除なしだと消費電力が倍にもなり得ます。2週間~1か月に1回程度はフィルターのホコリを掃除機で吸い取り、水洗いできる場合は洗って乾燥させましょう。最近は自動お掃除機能付きも多いですが、それでも完全には取れないのでシーズンオフごとにはチェックを。室外機も周囲に物を置かず雪や落ち葉で塞がれていないか確認してください。 また、10年以上使用の古いエアコンは買い替え検討も視野に入れてください。

最新の省エネエアコンはびっくりするほど効率が良く、電気代が大幅に下がるケースもあります。「壊れてないしまあいいか」と思いがちですが、電気代の差額で数年で元が取れることもあるので、電気代が極端に高いご家庭は省エネ性能の高い機種への更新も検討の価値ありです。

他の暖房器具との併用も◎:上手に使って快適&節約

他の暖房器具との併用も◎:上手に使って快適&節約
最後に、エアコンと他暖房器具の併用についても触れておきます。例えばエアコン+こたつは冬の最強タッグです。エアコンを控えめ温度にして、足元はこたつで暖を取れば、部屋全体はほんのり暖かく足元ポカポカという快適空間が実現します。「エアコンだけ」より電気代トータルが下がる可能性大です。実際、エアコンを弱めにしつつこたつを併用することで、家族も満足の暖かさで電気代も節約できたという声はよく聞きます。

同様にホットカーペットや電気毛布も併用におすすめです。電気毛布なんて一晩つけても数十円ですから、布団に入るときはエアコンOFFで電気毛布に頼る方が断然経済的です。筆者も就寝1時間前に電気毛布で布団を温めておき、寝る前にエアコンは消してしまいます。朝までポカポカでいられますし、朝起きたらタイマーでエアコンが動き出すようセットしておけば起床時も快適ですよ。 石油ストーブやガスファンヒーターをお持ちなら、それらをメインに使ってエアコンはサブにする手もあります。燃料代はかかりますが、電気代という意味では抑えられます。ただし灯油代・ガス代との兼ね合いもあるので、一概にどちらが得とは言えません。換気や安全面の注意も必要です。

最近では「エアコン+石油ファンヒーター」で素早く部屋を暖め、その後エアコンに切り替える、なんて使い方もあります。要はそれぞれの暖房器具の強みを活かし、弱みを補う形で使うと快適&省エネになるということです。 身近な裏技としては、湯たんぽも侮れません。足元に湯たんぽを入れておくと体感温度がかなり上がり、エアコンの設定温度を低くしても平気になったりします。実際、我が家でもエアコン20℃設定+湯たんぽで冬の夜を過ごしたところ、以前より電気代が下がりました(湯たんぽのお湯は翌日食器洗いなどに再利用すれば無駄になりません)。昔ながらの知恵ですが、こうした低コストの暖房グッズもうまく取り入れてみてください。

以上、エアコン暖房の節約術を色々と挙げてみました。「全部やるのは無理!」と思うかもしれませんが、気になったものから一つずつ試してみてはいかがでしょうか。小さな工夫でも積み重なれば電気代に確実に効いてきますし、何より冬場の居心地がグッと良くなるはずです。

まとめ:エアコン暖房の電気代は工夫次第でグッと節約できる

まとめ:エアコン暖房の電気代は工夫次第でグッと節約できる
長くなりましたが、最後にポイントをまとめます。
エアコン暖房の電気代は、1時間あたり約15~30円、1日8時間で数百円、1か月で数千円程度が目安。ただし使い方次第では1か月1万円近くになるケースもあり要注意。
冬に電気代が高くなるのは、外気温が低く室内との温度差が大きいことや使用時間・設定温度の増加が主な理由。暖房時は冷房時より温度差が大きく、消費電力がかさみがち。断熱性の低い住宅ではさらに負荷増。
電気代が上がりやすい家庭の特徴として、断熱不足の家・広い空間・古いエアコン・高め温度設定・複数台同時使用などが挙げられる。思い当たる場合は要対策。

NGな使い方は、設定温度の上げすぎ(1℃で約10%電力増)、風向きを上に固定(暖気が滞留)、短時間でもすぐOFF(かえって非効率)、フィルター放置(効率低下)、部屋の開放しっぱなし等。これらを避けるだけでも節電効果◎。

他の暖房器具との比較では、電気代が高いのはオイルヒーターや電気ストーブ、安いのはこたつ・ホットカーペット・電気毛布。エアコンはその中間で、部屋全体を暖める用途では効率的だが、足元だけならこたつ等の方が圧倒的に安上がり。状況に応じて併用・使い分けしよう。

節約術まとめ:設定温度20?22℃+暖かい服装、風向き下向き&サーキュレーター併用、短時間の外出はつけっぱなしでメリハリ運転、加湿で体感温度アップ(湿度50%目安)、窓や床の断熱強化(厚手カーテン・断熱シート活用)、フィルター清掃と室外機チェック、場合によっては省エネエアコンへの買い替えも検討。さらにこたつ・電気毛布・湯たんぽ等もうまく活用して、エアコンを補助しよう。

寒い冬でも、ちょっとした工夫と知恵でエアコン暖房の電気代はグッと節約できます。「電気代が怖いから寒さを我慢…」ではなく、上手に暖房と付き合って快適さと節約を両立させましょう。ぜひ今日からできることを実践して、暖かく賢い冬の暮らしを楽しんでくださいね!暖かい部屋でほっと一息つきながら、電気代の明細を見てニンマリ…なんて日もきっと来るはずです。

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