最近のプロパンガスの警報器は音声、ブザーの切り替えが可能な物が多いです

最近のプロパンガスの警報器は音声、ブザーの切り替えが可能な物が多いです

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プロパンガスをお使いの家屋というものは、一般のご家庭というイメージが非常に強い筆者なのですが、そもそもLPガスというものは都市ガスの約2倍の火力があり、燃焼の際の発熱量も都市ガスと比べて高いですのでレストランや厨房などでもよく使われているのではないでしょうか。

そしてレストランや厨房といえば強い火力を求められるものなのですが、
火力と同時に調理の際に発生する水や水蒸気なども気になりますよね。

今回の記事では、最近のプロパンガスの警報器についての考察を書いてみたいと思います。

電子機器というものは、なるべくならば水気の無いところに設置したいもの。

できることなら防水機能が付いている方が、電気火災などの二次災害の不安も解消されますし、機器自体の寿命にも影響しますし、なによりも安心が出来ますよね。

本稿では以上のことを踏まえまして、ガスの警報部を水や水蒸気のかからない場所に設置することが可能であったり、または音声、ブザーの切替が可能であったりといった、ひと昔まではなかったような機能が付いているブザーについて、筆者の見解を交えて記事に書かせて頂きます。

最近のガス警報器の進化は目を見張るものがあります。

検知対象ガスはLPガス。警報部、検知部の分離型が多いように思います。

レストランや厨房などでは、調理の際に、水気を使用したり、料理の際に、どうしても水蒸気が発生してしまったりします。

すぐすぐには影響がないかもしれませんが、そういった環境の場所に長い期間設置されていると、精密機器であるガスの警報器などは、いつしか経年劣化をしてしまい、電気火災の不安や機器自体の寿命も短くなったりしてしまいがちです。

ですので筆者は今回、いろいろと最近のガス警報器について調べてみました。

【人気のLPガス用ガス警報器のスペックについて】

※最近主流のガス警報器の機能は以下になります。

・ガスの警報部と検知部が分離型になっているので、警報部を水や水蒸気のかからない場所に避けて設置させることが可能となっています。

・ブザーの機能ですが、ランプと音声、またはランプとブザーで警報を知らせてくれるだけじゃなく、音声とブザーを自由に切り替えることが可能となっています。

・警報音声も日本語と中国語が選択可能であったりと、非常に優れた機能を有するものが多くなってきているようです。

・スイッチによって容易にブザー音に切替が可能なXH-610GのLPガス用警報器が特に人気のようです。

・警報音を切り替えられるガス用警報器としては、XH-610F、XH-610Gも人気が高いです。

・LPガス警報器で連動型・ブザー式のものではAPH-31SDという型番も人気が高いようです。こちらはマイコンメーターと接続の際には「S型」「a接点」の出力信号が切替られるようです。

ガス警報器についての予備知識1

LPガス用のガス警報器は昭和40年に発売が開始されました。

みなさんあまりご存じないかもしれませんが、LPガス用のガス警報器の方が都市ガスの警報器より歴史が古いです。LPガス用の警報器は昭和40年から発売が開始されていますので、販売開始からかれこれ50年が経っています。

※因みに、今年、平成29年(2017年)は昭和で換算すると昭和92年、わかりやすく明治、大正、昭和で書きますと、明治150年、大正106年、昭和92年、平成29年 にあたります。

話が少し逸れましたが、今年・2017年は平成29年であり、昭和では92年です。
プロパンガス用のガス漏れ警報器が販売されてから約50年

そして都市ガス用のガス漏れ警報器が発売されたのは昭和55年ですから、どれだけLPガス用の歴史が古いかがおわかりいただけたかと思います。

ガス警報器についての予備知識2

都市ガス用とLPガス用はガスの特性が違うだけじゃなく、警報器もそれぞれが違います。

過去記事でも何度か触れてますが、都市ガスとLPガスとでは主成分が異なります。

都市ガスは空気より軽く、プロパンガスは空気より重いです。
どちらも無味無臭ですが、ガス漏れが発生した際に気づきやすいように、臭いがつけられています。ここまではおわかりでしょうか?

では次にガス警報器に関する知識ですが、先程も述べましたように都市ガスとLPガスとではそれぞれのガスの主成分の特性の違いから、使用できるガス機器も異なりますし、ガス漏れが発生した際に使用するガス栓の機器も異なります。

ですので、都市ガス用のガス警報器をLPガスには使用できませんし、その逆に、プロパンガス用のガス漏れ機器を都市ガスには使用することは出来ません。警報器自体もそれぞれ別のものを用意して使用する必要があります。

ちなみに、ガス警報器を新しく購入した際に、新品だから大丈夫と過信はせずに、ガス漏れ機能がきちんと反応するか(機能するかどうか)の動作チェックをすることをお勧めします。初期不良でブザーが鳴らなかったりすると、大変ですからね。

では新しく購入したガス警報器の動作確認の方法をご説明します。

ガス警報器についての予備知識3

購入したガス警報器の動作確認のやり方

アマゾンなどで100円以下で購入できるのですが、
パナソニック(Panasonic) から発売されている「ガス当番」という、一見ライターにそっくりな道具を使用します。

パナソニック電工から発売されているガス当番は、軽いガスが出るといった、テスト用のガス発生機でして、ガスの警報器を新品で購入した方がよく一緒に買われているようです。

さて気になる使い方なのですが、ライターの形をしていますがライターではなく、ガス警報器の動作チェックに使うためのものです。

いわば100ライターの入れ物にテストガスが入ったというものでして、ガス警報器に向けてテストガスを3秒以上注入して反応を確認するために使います。

警報器の交換の際や、6か月ごとのテストや新旧で警報器の比較テストをする際にも重宝しますので、気になる方は持っていて損はないかな、という感じです。
使い方も簡単で、普通の100ライターのように使えますので警報器の設置後も定期的な確認に重宝しますよ。

尚、都市ガス用とLPガス用のものが発売されていますが、どちらも100円前後で販売されています。

ガス警報器についての予備知識4

最近ものは家庭用でも警報音の切り替えなどが可能で機能も充実しています。

先程も業務用の警報器で述べましたが、最近のガス警報器はかなりの進化をしていて、ガス漏れの際に発生する、燃料ガスと一酸化炭素のみを検知するタイプのものから、火災の発生も検知するタイプのものまで様々なものが発売されています。

また緊急時の警報音のバリエーションも豊富で、ブザー音だけが鳴るタイプから警報音と音声が同時に鳴るタイプのもの、さらにはブザー音と音声を自由に切替ることが出来るものなど、お住まいの住環境に応じてお好きなように切り替えられるものが発売されているようです。

それそろ警報器が古くなってきたから、買い替えをご検討~、という方は、是非この機会にいろいろと見てみてください。
少し前までとは違い、様々なものが販売されていますよ。


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