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夏より冬の方が電気代もガス代も高くなる…というご家庭も多いことと思います。
お住まいの地域や契約しているガス会社の状況、お使いのガス機器などによってもガス料金は違ってくるものですが、それでも冬のガス代は夏のガス代の倍近く高くなってしまう…というのをみなさんは聞いたことがおありでしょうか?
また、この春から北海道の札幌市に引っ越しをする、あるいは内地(本州/道外)から道内へと引越しをする人や、4月から一人暮らしをする方で、札幌での冬のガス代がこれからいくらかかるのだろう?だいたいでどれぐらいのガス代がかかるのかと気になる方に向けて、今回は記事を書いてみたいと思います。
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札幌でのプロパンガスと都市ガスとの光熱費の違いについて
札幌市内において、都市ガス使用のマンションに引っ越すことになった、もしくはこれから引っ越し予定がある方で、冬にガスストーブを使用することを検討している方にとってはガス代というものはとても気になる部分だと思います。
よく耳にするのが「都市ガスとプロパンガスとでは、間違いなく都市ガスの方が安い」ということ。これは札幌においてもその事実は変わりません。また、マンションの場合ですと、高層階であればあるほど下のフロアの暖かさが伝わりますので、その分、暖房費は安くなる傾向が多いです。
あとはその家によってガス代の金額が全然違うということ、これは例えばガスストーブなどですと、温風式のガスストーブを使っている場合、ストーブのフィルター掃除を小まめにやっているかどうかなどでガスの使用量や暖房効果が変わってくるので、そういう点も踏まえて、家によって様々というわけです。
それと都市ガスかプロパンガスかの違いですが、都市ガスの場合ですと価格設定は国の規制がかかっていますので、各家庭ともに同じエリア内ですと同じ条件ですので年間の基本料金、従量料金に差はありませんが、プロパンガスの場合ですと各ガス会社によって自由に値段を設定することができるので、各ガス会社によっては値段に差が出るというわけです。
気温が低くなるとガス代が上がります
当たり前のことですが、北海道は寒いです。
道央(札幌など)の気温は3月や4月でも本州の真冬並み(またはそれ以上)に寒いということもしばしば。
そして当然ですが、気温が低くなるとお湯を沸かしたり部屋を暖めるために必要なガスの使用量も変わってきますので、寒ければ寒い分だけ1回のシャワーやお風呂、暖房に使うガスの量はさらに多くなります。
例えば、同じ地域で夏と冬の温度差が最大で20℃あったとします。
同じ40℃のシャワーを浴びる場合でも、この場合ですと夏場よりも冬場の方がガスの使用量が多く、夏の時の2倍のガスを使って水を温めなくてはなりません。
このように、気温が低くなると、気温が低くなるほど、その分ガス代も多くかかるのです。
以上の理由から、札幌の賃貸選びにおいては「都市ガスは再優先条件」といえることは間違いないでしょう。
ガス代の節約とトリプル割(ガスと回線と電気の申し込み同時に)
例えばお風呂の水が200Lはってあったとして、お湯の温度を1℃上昇させるとします。
この場合、たった1℃のお湯の温度を上昇させるだけで約3円かかってしまいます。
毎日10℃分の追い炊きをすると1カ月で約1,000円。
もし毎日10℃分の追い炊きをやめるだけで1カ月で約1,000円もの節約にもなります。
また、ガスコンロを使ってやかんにお湯を沸かしたり、お鍋やフライパンで調理する場合でも、なんでもかんでも強火にするのではなく、上手く火力調節をし、鍋からはみ出すようなぐらいに火を使うのをやめるだけでも1ヶ月もすれば大きなガス代の節約になります。
給湯器を使っての皿洗いもそうです。
お湯で皿洗いをすると4人家族でだいたい、1回のガス代は約22円です。
ですがこれがもし食器洗い乾燥機でしたら半分以下の約9円で済みます。
約22円-約9円=約13円
1カ月ですと
13×30=390、390円のガス代の節約になりますし、年間ですと4680円の節約になります。
北海道(札幌)では、3月や4月でも本州の真冬並みの寒さになりますので、当然ガス代も内地よりは高くなります。お料理の際の火力調節や食洗機などの工夫で、ガス代を上手く節約してやりくりしていきましょう。
また、意外な事にシャワーの方がお風呂にお湯をためるよりも高くつきます。
シャワーのお湯を15分間出し続けると、お風呂1杯分のお湯を使ったことになります。
冬場にお風呂で節約をしたいなら、長時間のシャワーではなく、お風呂にお湯をためては逝った方が健康にも良いですしガス代の節約にもなって一石二鳥ですね!お風呂のお湯が冷めてしまわないようにお風呂に蓋をするのも良いです。
札幌への移住の際は光熱費をしっかり把握する
これから札幌での一人暮らしを始めようとお考えの方がこの記事をご覧になられていると思います。北海道の首都である札幌市は、夏は真夏日が8日ほどありますが、(参照データ:さっぽろお天気ネット)冬はそのほとんどが真冬日、一日中氷点下、というような厳寒な気温です。
札幌の気候データ:年間-さっぽろお天気ネット-
http://www.sapporotenki.jp/record/sap_rec.html
※クリックで別窓が開いてデータ参照サイトへジャンプします
ですので本州から道内の札幌へと引越しや単身赴任をする方で、事前にこのような予備知識が無い方ですと、札幌で一人暮らしを始めた際に予想外の生活費がかかってしまい困惑することもしばしば。
以上の理由から、札幌への移住の際は、光熱費のこともしっかり計算に入れて考える必要があります。
そして暖房費を少しでも安くして抑えるためにも、できるだけ日当たりの良い、鉄筋コンクリートのマンションを選ぶことが大事です。
一人暮らしや単身赴任などの単身世帯ですと多少は水道光熱費が安くなりそうですが、それでも本州・北海道以外の都道府県と比べるとだいたい4000~5000円は毎月の水道光熱費が高くなると見ていて損はないでしょう。尚、札幌ではだいたい5月頃まで暖房を使う家が多いことでも有名です。
トリプル割(ガスと回線と電気の申し込み同時に)
みなさんは東京ガストリプル割というものをご存じでしょうか。
東京ガスのガス・電気セット割を適用されていて、尚且つ東京ガス提携のプロバイダーのインターネット光接続サービスに加入するとプロバイダ光の料金が割引となるというお得なセット割引のことです。
2016年4月からの電力小売の全面自由化に伴い開始された新しいサービス形態です。
東京ガスの「ガス」・「電気」とAsahiNet 光の3サービスをセットで利用することでプロバイダ光の月額利用料が毎月割引となったりするなどお得な割引制度が受けられる仕組みです。
NTT東日本・NTT西日本の「光回線」と「プロバイダーサービス」をセットにしたSo-net 光 コラボレーションなどもあるようです。詳しくは東京ガスのホームページをご覧になられてはいかがでしょうか。
ちなみに大阪ガスでは電気+ガス+スマホのトリプル割が予定されているようです。
これから4月の都市ガス自由化に伴いトリプル割などのセット割を利用してみたい方は、異なる分野を組み合わせて契約すると割引が受けられるセット割を意識して検討してみてはいかがでしょうか。
都市ガスやプロバイダとのセット割引やガソリンとのセット割引、クレジットカードとのセット割引、ケーブルテレビとのセット割引、auでんきですとau WALLETによるキャッシュバックなど、様々な特典やお得なプランが受けられることがあります。
気になる方は、ガス会社名+セット割引などでグーグル検索してみましょう。
基本料金やお得なキャッシュバック、割引制度などが受けられるかもしれませんよ。
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