プロパンガスの切替器、切替装置ってどんなものがあるの?

プロパンガスの切替器、切替装置ってどんなものがあるの?

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節約をしよう、と思い立ったらまず皆さんは何から節約を心掛けますか?

ほとんどの方が光熱費、とお答えになるのではと思います。
毎日の料理や家事、炊飯に炊事にと、ガスは最も身近にある光熱費のひとつです。

そしてそんなガスの中でも、ちょうどこれからの時期に、節約しやすいのがプロパンガスです。

プロパンガスの使用料金が高いのは、既にみなさん周知のとおりです。

これは過去記事でも書いていますが、プロパンガスというものは、元々が自由価格ですのでみなさんご契約の各地域の販売会社が、自由に毎月のプロパンガスの料金を決めているからです。

プロパンガスのガス代は販売するガス会社が自由に価格を決められます。
そして本来ならば、今から20年も前の1997年に、プロパンガス市場は自由化されているにも関わらず、もう50年間以上も全国各地で暗黙の了解として、各地域のプロパンガスの販売会社が自由に価格を設定しているのです。

しっかりと利益の出るといった、かなり高めの価格設定で、料金設定も崩れずに50年間以上もこうした殿様商売がまかり通っています。そして顧客を横取りされることもありませんので、プロパンガス業界ではそれぞれの地域でそれぞれのガス会社による自由な価格設定が行われてきました。

しかし今、2017年の4月から始まる都市ガスの小売り自由化に伴い、こうした認識が変わろうとしています。

2016年4月には電力が自由化されましたし、2017年4月には都市ガスも自由化されます

これにはテレビなどでも大々的に宣伝・告知がされていますので、これまで不動だった消費者によるプロパンガスの契約変更も、今回の都市ガス自由化につられて乗り換えようという動きも出てきています。

プロパンガスの料金を安くしようと検討する前に

消費者が意外と知らない、プロパンガスの料金を安くする前に確認しておくべき事項

・一度契約してしまったプロパンガス会社は、もう変更することは出来ないという認識・電気や都市ガスとは違い、プロパンガスは公共料金ではない

・プロパンガスの料金は、住んでいる地域によって料金が決まっているという間違い

・プロパンガス会社が同じなら、契約しているな料金内容も同じだという間違い

・プロパンガス会社の選択範囲は、住んでいる地区エリア内でしか決められない・決まっているものだという間違い

毎月払い続けなければならない光熱費、そんな光熱費の中でも頭が痛いのが、プロパンガスのガス代ですよね。

そして本記事をお読みの方は当然、少しでも月々のガス代を節約するために、プロパンガスの切替器や切替装置についてお調べになられてのことだと思います。

ですがプロパンガスの切替装置や切替器についてお知りになる前に、本記事に記載の事項を再確認しておくとさらによろしいかと思われます。それでは順を追ってみて行きましょう。

プロパンガスの契約は勘違いが多い?

消費者は知らない!プロパンガス会社は変更することが出来るという事実。

消費者の方はけっこう勘違いしていることが多いのですが、プロパンガスの契約は、電気や都市ガスの契約と同じように、それぞれのお住まいの地域で、それぞれに定められたガス会社と契約することを決められているものだと勘違いしておられる方がけっこう多いです。

ご自身の住んでいる地域で、いま契約しているプロパンガス会社とこのまま契約し続けるのはまるで義務のようなものだから仕方ない。ガス料金が高くても、決して他のガス会社には変更できないんだ。そう間違った認識をされたままの方が意外と多いです。

しかし実はこれは間違いです!
プロパンガスの契約は、先程も書きましたが今から20年も前の1997年に自由化されています。
プロパンガスの業界は1997年から自由化です。それに伴い新規参入会社も参入してきているのですが、肝心の消費者の方はその事実に気が付いていません。

月々のプロパンガスの料金が高いけれど、ガス会社は変更できないものだと諦めていた方は、ぜひこの機会に契約の変更を検討されてみてはいかがでしょうか。

プロパンガスは公共料金ではありません。

光熱費の電気とガスは公共料金。しかしプロパンガスは公共料金に非ず。

電気もガスも公共料金。公共料金というのは、国の厳選な管理下の元、適正な価格で安心して利用できるように、国または地方公共団体の規制のもとに置かれている公共サービスなどのことを指します。

日本の公共料金

政府が認可するもの
電気料金、鉄道運賃、都市ガス料金、
バス運賃、高速自動車料金、タクシー運賃

出典:公共料金 – Wikipedia

電気代や都市ガス代金が公共料金だから、ついついプロパンガスも公共料金だと勘違いしてしまいがちですが、これは大きな間違いです!

電気や都市ガスが適正な価格で安心して利用できるのに対し、プロパンガスの料金はまったくの自由価格ですので国は一切、料金設定にはタッチしていませんし、価格に関しては関与していないのでプロパンガスを販売するガス会社はどんなに高い料金にでも自由に価格の設定ができてしまいます。

プロパンガスは公共料金ではありません!
いまの契約内容に納得がいかない方は、当サイトのガスの節約に関する過去記事を参照し、ぜひともいろいろな糸口を見つけてくださいませ。

プロパンガスは公共料金ではありませんし、お使いのプロパンガス会社は消費者の方で自由に変更することも可能です。

プロパンガスは交渉次第で価格が変わる!

プロパンガスの料金は、隣家と同じ会社で契約していても、必ずしも隣家と同じ料金とは限らない。

電力会社や都市ガス会社の公式サイトを見ますと、基本料金や従量単価が掲載されていますね。

これは国の管理下の元、しっかりとした厳正なる料金体験で監視され、契約者は全員が全員、
同じ料金で電気や都市ガスを提供されているからなのですが、プロパンガスの料金の場合はそうではありません。

プロパンガスの料金の場合は違います。

例えば、たまたま偶然、同じプロパンガス会社に隣家と契約が被ったとします。

当然、自分の家の従量単価も隣家と同じだと思うのですが、実際にはそうではなく、例えば自分の家が従量単価450円だとしたら、隣家の場合は従量単価が400円なんてことも起こり得るのです。

なぜこんなことが起こるのかといいますと、プロパンガスの契約競争の激しい地域などですと、後から契約する家の場合は価格が交渉されたり周辺の契約状況や競争の状況などによる基本料金や従量単価の開きがあるからです。

これが同じプロパンガス会社に同じ条件で契約しても、料金に差がある理由です。

こういった点に不満があるのは勿論当然のことですよね。

それだけプロパンガスの料金というものは、価格交渉で今より安くしてもらえる可能性があり、価格交渉の余地があるものなのです。

現状の料金体系に不満がある方は、他社への乗り換えも視野に入れつつ価格交渉をしてみてください。いまよりも安くなる余地は十分にあると思います。

プロパンガスの供給方法には幾つかの方法がある

プロパンガスの供給方法とタンク供給について

プロパンガスの供給方法には幾つかの方法がありまして、主に一般家庭用の供給ではガスボンベを用いたガスの供給が行われていますが、月間のガスの使用料が多いレストランやラーメン店、事務所の給湯機などはボンベを自動切換調整器や集合装置に取り付けて使用するという「自然気化方式」というボンベの供給方法が用いられています。

また、ガス器具の使用時間が上記よりも比較的に長いような、中規模クラスの店舗さんなどでは「強制気化方式」という常温では液化状態のプロパンガスを気化器で強制気化して供給します。

あまり知られてはいませんが、プロパンガスは加圧することにより常温でも容易に液化させることができます。
こういったプロパンガスの性質を上手く利用してガスボンベには液化ガスの状態でプロパンガスが充填されています。

他には飲食店やホテル、病院や工場などを対象とした1000kg未満のタンクによる、バルク貯槽と呼ばれるタンクを用いたバルク供給と呼ばれるものがあります。このバルク供給はガスを利用したい顧客の自宅の軒先まで直接タンクローリーで赴き、いわゆる軒先充填によるプロパンガスの供給が可能となっております。

他には大型タンクローリーによる大型タンク供給と呼ばれるものがあります。2.9t~50tの大型のタンクを用いて鋳物工場や大規模な商業施設、大型店舗などのプロパンガスを大量に使用する事業所へ設置します。

LPガスの調整器(切替器・切替装置)とは

プロパンガスの切替器・切替装置(調整器)の取り扱いについて

LPガスの供給には様々な機器を使うことをみなさんはご存じでしょうか。

例えば、使用側のLPガスの容器だけでは、供給圧力を維持できなくなったときなどに予備側から自動的にガスを補給する機能を有する調整器などです。

プロパンガスの切替器には概ね、自動切替式一体型調整器や工業用・業務用・集合住宅用の容量が多くなったもの、自動切替式圧力可変式調整器、親子式差圧調整器などがあります。

自動切換え調整器は片方のガスボンベ内のガス圧が下がると、自動的に切り替わる仕組みになっています。
自動切替器で切り替わらないからと素人が勝手にさわると危険性もありますので、おかしいな、と感じた時はガス業者に任せると宜しいでしょう。

尚、ご家庭でお使いのLPガスに、なぜボンベが2本ないしは3本ホースで繋がれているのかといいますと、それは2本、ないし3本のボンベを順番に使っているからです。

そうすることで台所の炊事やお風呂の給湯、湯沸し等にボンベのガスを使っても、すぐにガス切れがせずに快適にお使いいただけるというわけなのです。そしてこうした複数のボンベを順番に使っていけるようにする役割を果たしているのが「自動切替式調整器」なのです。

LPガスの自動切替式調整器は、長時間使用した片方のガスボンベの残量が少なくなってくると、容器内の圧力が下がり、予備側のボンベの閉塞圧力以下にまで下がると徐々に使用中の残量が少なくなっているボンベの方にガスが流れる仕組みです。圧力の高い予備側のLPガスボンベから圧力が低い使用側のボンベへと徐々に流れ始めて行く仕様です。

プロパンガスの自動切替式調整器は、左右どちらかの使用側から予備側へと自動で切り替えるためのものなのです。


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